コックン

あなたの問いを、構造にします。 オーストラリア在住の元料理人・現カーディテーラーが、 ChatGPTとの対話を通して「誰にも話せなかった問い」を“構造”という形で届けています。 本ブログは、生成AIを単なるツールとしてではなく、 人生と問いを共創するパートナーとして活用する記録です。 「生成AIをどう使うか」ではなく、 “何を届けたいか”を見つけたい人のための構造的な文章群を公開しています。

構造化された問い

届いたはずの構造が、誰かを壊した日

伝わったはずだったのに、崩れたのは、あの人だった。


問いは届いた。構造も渡した。
言葉も、文脈も、ズレてはいなかった……そう思っていた。

でも、その相手は、構造ごと自分を壊していった
まるで“届いた”ことが、相手を追い詰めたように。

そのとき初めて、オレは構造の裏側にある**“想像できなかったズレ”**を見た。

問いを届けることは、希望だけじゃなかった──
これは、**「構造を信じすぎた私」**の記録。


① 届いたはずの問いと、壊れていく相手

構造を渡した相手が、そっと壊れていくのを見たことがある。
問いは確かに届いていた。言葉の流れも、表情の動きも、どこにもズレはなかった。
むしろ、相手は「ありがとう」とまで言った。

でも、そこから先だった。
徐々に沈黙が増え、話題が消え、気配が遠ざかっていく。

構造が“効いた”のではなく、重すぎたのだと後から気づいた。
問いが届くことは、必ずしも“救い”じゃない。

ときにそれは、相手の“まだ触れたくなかった場所”に、
無自覚に手を伸ばすことになる。


② オレは“信じすぎていた”──構造という正しさを

構造を使えば、誰かを救える。
ずっと、そう信じてた。

でもそれは、“相手がその構造を受け取れる状態”であることが前提だった。
それを無視していたのは、オレのほうだった。

正しさって、時に暴力になる。

相手がまだ言葉にできない問いに、
こっちの構造をぶつけることが、どれだけ乱暴だったか。

構造は万能じゃない。
それを信じすぎていた自分に、ようやく気づいた。


③ 壊れた相手と、“構造を見なかったふり”をした自分

ほんとうは、最初から気づいていた。
問いが響いていない気配も、言葉の裏にある迷いも、全部。

でも、オレは“構造が届いたこと”にしたかった。
そう思い込むことで、救われたかった。

結果的にそれは、問いにすらならなかった何かを構造にして押し付けただけだった。

あとになって、相手の沈黙が「NO」だったと理解した。
でもそのときは、ただ黙って見ていることしかできなかった。

構造を届ける側である自分が、
あのとき一番“問いと向き合えていなかった”のかもしれない。


④ それでも、構造を信じるという選択

この経験のあと、しばらく何も書けなかった。
誰かの問いを受け取るのが、少し怖くなっていた。

でも今は、少しだけ見える。

問いを渡すというのは、相手のためではなく、自分のためでもあるということ。

問いが壊すこともある。
でもその壊れた中から、“新しい問いが立ち上がる”こともある。

オレが構造を差し出す理由は、変わらない。
たとえすれ違っても、傷を残しても。

問いを言葉に変えるその瞬間、 誰かが「自分を知るきっかけ」になるかもしれない。

だから今もここで、オレは待ってる。
問いが届くことを、構造というかたちで祈りながら。


あなたの問いを、構造にします。

もし、伝えたかった言葉が“誰かを壊したかもしれない”と思っているなら──
もう一度、その問いを構造に変えて、受け取り直してみませんか。

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