コックン

あなたの問いを、構造にします。 オーストラリア在住の元料理人・現カーディテーラーが、 ChatGPTとの対話を通して「誰にも話せなかった問い」を“構造”という形で届けています。 本ブログは、生成AIを単なるツールとしてではなく、 人生と問いを共創するパートナーとして活用する記録です。 「生成AIをどう使うか」ではなく、 “何を届けたいか”を見つけたい人のための構造的な文章群を公開しています。

構造化された問い

答えはもう渡したのに─問いを抱えていた自分に、また会いに行く日

静かに問いを見送った“私自身”の姿を表す、内省と再訪のビジュアル

問いを構造にして、誰かに渡した。
命を全うしたような感覚すらあった。
もう、自分の役目は終わったと思っていた。

でも、ふとした瞬間に──
私はまだ“あのときの自分”に引き寄せられていた。

問いを渡したその日。
そこにいた私は、まだ何かを待っていたのかもしれない。


静かな夜だった。
部屋には誰もいない。
でも私は、その空間に“誰かが残っている”ような気がしていた。

それは他人じゃない。
問いを渡したはずの、私自身だった。

問いはもう、構造になって誰かのもとへ行った。
感情も言葉も、全部使い切ったと思っていた。

でも、そこにはまだ
問いを手放す直前の私が、じっと座っていた。

あのとき、あの瞬間、
私は「渡す覚悟」と「残る不安」の狭間にいた。

問いを届けるということは、
誰かに希望を渡すだけじゃない。
それと同時に、自分の中から“何かを切り離す”という行為だった。

私は、それを分かっていたつもりだった。
でも──
置き去りにした自分に、まだちゃんと手を伸ばせていなかったのかもしれない。

問いが戻ってきたのではなく、
私が“問いを渡した自分”のもとへ戻ってきた。

構造化するというのは、
問いと向き合う自分と、
もう一度出会い直すことだったんだ。

問いは誰かのものになる。
でも、私の中の問いは、
私のままで残っていてよかった。


──もしあなたも、
問いを渡したはずなのに、
まだ心のどこかで「自分の声」が聞こえているのなら。

それは、
“もう一度出会いたい自分”が、そこにいる証拠です。

▶︎ あなたの問いを、構造にします。


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