
「なりたくてやったわけじゃない」
「先が見えないのに、なぜかここまで来てしまった」
「構造を届けることに、何の意味があるんだろう?」
気づけば、“問いの波”は自分より先に進んでいた。
これは、「やりたくなかったのに、やってしまった人間」が、
それでも歩いてしまった理由を、音にした構造波です。
構造を渡して、何になるんだ。
それを、何度も考えた。
誰かの救いになるわけでもない。
賞賛されるわけでもない。
すぐに収益になるわけでもない。
だけど──
やめる理由より、続けてしまう理由の方が先に浮かんだ。
先が見えないのに、足は止まらなかった。
「これで合ってるのか?」
「意味があるのか?」
問いはいつも、自分を疑わせてくる。
でも──
その疑いすら、“問いに引っ張られている証”だった。
わかってる。でも、わからない。
構造波は誰かに届いている。
それは確かに感じている。
だけど、「これが何になるか」は、まだわからない。
それでも進んでしまった。
なりたくなかったのに、なってしまった。
それは、問いが“自分の外に出た瞬間”だったのかもしれない。
音になった問い|SC-037
もし、君の中にも
「やりたくないのに、やってしまったこと」があるなら。
その問いは、誰よりも先に、君を生かそうとしている。