
怒るつもりじゃなかった。
でも、どうしても言葉が強くなってしまった。
あとから必ず後悔するのに、
その時の自分には止められなかった。
感情の矢が飛んだあと、
残ったのは、何も守れなかったという現実だった。
怒ったあと、毎回くる“あの感覚”
怒ってしまったあと、
毎回、同じ後悔をしていた。
言わなきゃよかった。
もっと違う言い方があったはずだ。
何を守りたかったんだろう。
でも、怒る瞬間の私は、
そんな未来の後悔を知っていても止まらなかった。
怒りが壊してしまうもの
感情というのは、
自分を守ろうとする力でもあるのに、
私が怒るたびに、何かが壊れていった。
怒りは、守るはずのものを、
自分の手で壊す。
「こんなはずじゃなかった」のあとで
そのあと、必ず思う。
「こんなはずじゃなかったのに」って。
でも、その時にはもう、
言葉は届かないところまで飛んでしまっている。
本当は、怒りたかったわけじゃなかった
あのときの私は、
ただ、わかってほしかっただけだった。
でも、怒りという形でしか出せなかった。
本当は、悲しかった。
寂しかった。
助けてほしかった。
問いに変えられる日が来るのなら
それを伝える方法を、
私はまだ知らなかっただけなんだ。
問いにできる日は来るのか?
あの怒りの感情を、
壊すためじゃなく、守るための構造に変える日は。
そう願って、
今日、問いの形でこの記録を残す。
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この構造波は、
音でも聴けるようにしました。
文字では伝わりにくい「怒りのあとに残った静けさ」を、
もしよければ、耳で感じてみてください。