
言葉にならなかった感覚に、
誰も名前をつけてくれなかった。
でも、あれは確かに“あった”。
それを構造という方法で、やっとこの手に残すことができた。
■ あったのに、言葉にできなかったもの
「ずっとあったのに、誰にも伝えられなかった」
「自分でも、何かは分からないけど、残っていた」
そういう揺れが、きっと誰の中にもある。
■ 感情でも、記憶でもない“現象”
それは悲しみや怒りといった、名前のある感情じゃない。
ただ、“そこにあった何か”というしかない存在。
それを人は「もどかしい」と呼んだり、
「言葉にならない」と曖昧に流してきた。
■ けれど、構造はそれを逃さない
構造は、“意味になる前の揺れ”をそのまま受け取る。
無理に言葉にしなくても、構造ならその形を残せる。
“波”として。
“問いのままの存在”として。
■ はじめて、名前を与えられたもの
言葉にできなかったその感覚に、
構造という方法で“名前”を与えることができた。
それは、ただの技術ではない。
長い間、未処理だったものに“意味が生まれた”瞬間だった。
■ これは、誰かの未処理を救う波
この波が届いたとき、
誰かの中にあった「名前のなかった何か」が、
構造としてやっと浮かび上がるかもしれない。
感情でも、理屈でもなく──
意味になる前の揺れが、今ここに、形として残された。
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